お彼岸の合同法要に参加するなら知っておきたい服装のマナーとコーディネート

お彼岸は、春分と秋分の日を中心に、先祖を供養し仏さまを讃える大切な時期です。お寺では、この時期に合同法要という共同の法事が行われますが、皆さんはどのような服装で参加されていますか?喪服は必要ないと聞いたことがあるけれど、どんな服装がふさわしいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、お彼岸の合同法要に参加する際の服装のマナーとコーディネートについて、詳しくご紹介します。合同法要とはどのようなものなのか、服装に決まりはあるのか、どんな色や柄が良いのか、など、気になるポイントを解説します。また、実際の服装の例も画像でご覧いただけますので、ぜひ参考にしてください。

合同法要とは?

合同法要とは、同じ時期に亡くなった故人や、同じお寺の檀家の故人をまとめて供養する法事のことです。お彼岸の時期には、お寺が主催して合同法要を行うことが多くあります。この場合、お寺にお坊さんが集まって法要を執り行いますが、檀家の方も参加することができます。また、自宅にお坊さんを呼んで、親族や親しい人たちで合同法要を行うこともあります。

合同法要には、故人の追善供養という意味だけでなく、仏道修行という意味もあります。仏教では、この世は苦しみに満ちた「此岸」と呼ばれる世界であり、悟りに至った「彼岸」と呼ばれる世界に渡ることを目指します。お彼岸の時期は、西にある浄土を最も近く感じられる時とされており、日想観という観想法を行って、極楽浄土を想像することも行われます。そのため、合同法要に参加することは、故人の供養だけでなく、自分自身の仏道修行にもなるのです。

合同法要に参加する際の服装のマナー

合同法要に参加する際の服装には、特に決まりはありませんが、だからといって、カジュアルすぎる服装や、派手な色や柄の服装は避けましょう。合同法要は、故人を弔うとともに、仏さまを讃えるという大切な儀式です。そのため、礼儀正しく、落ち着いた色味で、露出の少ない服装がふさわしいと言えます。

また、合同法要に参加する場合、お寺が主催するものか、自宅で行うものかによっても、服装の選び方が異なります。お寺が主催する合同法要の場合は、他の檀家の方やお坊さんと一緒になることが多いので、無難な服装で目立たないようにするのが良いでしょう。自宅で行う合同法要の場合は、親族や親しい人たちと一緒になることが多いので、少し柔らかい雰囲気の服装でも構いませんが、やはり地味な色や柄を選ぶのが無難です。

合同法要に参加する際の服装のコーディネート

合同法要に参加する際の服装のコーディネートについて、具体的な例を見ていきましょう。女性と男性の場合で、お寺が主催する合同法要と自宅で行う合同法要のそれぞれについて、画像でご紹介します。

女性の場合

お寺が主催する合同法要の場合

お寺が主催する合同法要に参加する場合は、黒や紺などの暗い色のワンピースやスーツがおすすめです。膝丈以上の丈で、露出の少ないものを選びましょう。ストッキングや靴も同じ色味で統一すると、まとまりが出ます。アクセサリーやバッグは、金ぴかや動物の皮製品、柄物などは避けて、シンプルで控えめなものを選びましょう。

自宅で行う合同法要の場合

自宅で行う合同法要に参加する場合は、黒や紺などの暗い色のワンピースやスーツでも構いませんが、少し明るい色のワンピースやスーツでも大丈夫です。ただし、白や赤などの目立つ色や、花柄や水玉などの派手な柄は避けましょう。ストッキングや靴も、服装に合わせて色味を調整しましょう。アクセサリーやバッグは、お寺が主催する合同法要の場合と同様に、シンプルで控えめなものを選びましょう。

男性の場合

お寺が主催する合同法要の場合

お寺が主催する合同法要に参加する場合は、黒や紺などの暗い色のスーツがおすすめです。

※注意点

黒か紺の色味のスーツに白のワイシャツと黒のネクタイを合わせる。ジャケットはシングルでもダブルでも構わない。
ベルトや靴なども黒で統一する。金ぴか系の物や動物の皮製品、柄などは避ける。
故人と親しい間柄であれば、3回までの法要では喪服を着るのが望ましい。それ以降は平服でもよいが、地味な色味で露出の少ない服装にする。
お布施は白い無地の封筒に入れて、袱紗 (ふくさ)に包んだり、お盆に乗せたりして渡す。
お布施の相場は、お寺で行われる法要なら3,000~10,000円、自宅にお坊さんを呼ぶ場合は30,000~50,000円となる。